退院困難症例の多さに驚き!

総合病院で、看護師をしています。病院を退院して自宅に帰り、前と同じ生活を送る。ということは、一般の方からみると当然のことのように思われるのではないでしょうか。科にもよるとはおもいますが、病院って、実は退院許可はとっくに出ているのに、退院する先がなくて入院している人が多いことをご存知ですか?うちの病院は、超高齢病院ということもあり、そのような方が半数以上です。
特に困るのが認知症が元々あり、そこに大腿骨頸部骨折や、脳梗塞などの大きな病気をしたとき。入院前と同じような生活はもちろんできません。そこで、家族は施設へ、という選択をします。では、施設はすぐに決まるのでしょうか?問題行動がなく、お金がそこそこあり、普通の家庭であればたぶん大丈夫です。しかし、認知症があると、特に重度になると「物を覚える」ということができません。担当看護師の名前もわからなくなります。医療現場が非常に困っているのは、認知症なのです。全身状態が悪くなりこともあまりないので…
自宅に帰れない、施設も受け入れてくれない、となるとどうなると思いますか?病院に居続けるしかありません…平均在院期間が長くなるし、日に日に認知症は進んでいくし、しまいには看護師に怒鳴ったり殴ったりかみついたり…考えられないかもしれないのですが、本当にこんなことがあるのです。家族は逃げますしね…
っと日々感じているむかついたことでした。たぶん、多くの医療従事者はこの問題に日々悩まされているのではないでしょうか?